社会人になってからの初めての恋愛

社会人になってからの恋愛は、やはり学生の頃とは違って、仕事と恋愛を両立していかなければならない大変さを実感した経験を書きたいと思います。社会人になった私は、同じ職場に勤務する先輩を好きになりました。その当時は寮も男女一緒の寮で、お部屋も隣同士といういつも身近にいる先輩でした。

仕事から帰ってくると、私の部屋のドアノブに差し入れがぶるさがっていたり、私もそのお返しをしたり、私が料理を作りすぎるとおすそ分けをしたり、時間が合うときには一緒に食事に出かけたりしていた先輩でした。そうこうしているうちに、どちらから付き合おうという事もなく、二人の交際が始まりました。交際が始まると、職場の付き合いで飲み会があったり出席すると、彼にやきもちをやかれ、そのことが原因で喧嘩になったりして、ギクシャクする事が多くなってしまいました。そんな関係が続くと、お互いに、親しい友達と食事に行ったり遊びに行ったりするようになり、お互いの距離を置いたりするようになっていきました。そんなときのクリスマスの日、私がお仕事のため、クリスマスの日を一緒に過ごすことができませんでした。

そこで、お付き合いしている人のお部屋の窓辺に、彼が欲しがっていた時計を「○○サンタさんより」と自分の名前をメモ書きし、そっとプレゼントとして置いておきました。その日は夕方から雪がすごく降っていたのですが、私が仕事を終えて、最終電車に乗って寮近くの駅で下車し、寮に向けて雪まみれになりながら歩いていると、突然、後ろから誰かにおもいっきり抱きつかれてしまいました。驚いて私が振り返ると、抱きついてきたのは、お付き合いしていた彼だったのです。彼は「プレゼントありがとう」と言って、雪がかからないように、さっと傘をさしてくれました。彼は、寒い中、傘を持ってずっと私の帰りを待っていてくれたのです。その後、二人で、仲良く寮に帰り、また、以前のようにお付き合いを始めました。この経験から、つねに二人一緒に過ごしていると、お互いの存在の大切さを見失ってしまう事があることに気がつきました。時には、お互いの間に距離を置き、相手の事や自分の事を見つめ直すことも、二人の関係を深めていくのに大切なことだということを学んだと思います。